Venerdì, 31 Luglio, 2009
Una bella serata ~ニョッキ400人前
フリウリのレストラン、ワイン生産者等がいくつか集まってFRIULI VIA DEI SAPORIというグループを作っています。
このグループで年に数回、食のイベントを開催しています。
7月はじめにはお隣ヴェネト州、ガイアリーネ(Gaiarine)のお屋敷で、先日は以前このブログでも紹介したグラードの海岸で開催しました。
どんなイベントかといいますと……
(写真のヴェスパはグラードの会場においてありました。かわいいですよね。)
会場の中に、グループのレストラン(20軒くらい)のブースがあり、それぞれ料理一品を用意しています。各ブースにはワインの生産者も一緒にいて、数種類のワインも用意されています。どんな料理を用意するのかは各レストランに任せられていて、まぐろのカルパッチョ、ほろほろ鳥のロースト、ラビオリ、イカ墨のパスタ等、色々な料理が用意されています。
これらすべてが食べ放題、飲み放題です。
料理が終わる頃には、各レストランはドルチェを用意します。もちろんドルチェも食べ放題。
レストランのブース以外に、アンティパストのコーナーがあり、そこではサンダニエーレの生ハム、モンタージオ(フリウリのチーズ)、魚介のフリット等が用意されています。その他、ジェラート屋さん、お菓子屋さん、コーヒー屋さん等のブースもあります。
写真はガイアリーネのときです。設営中なので、まだ料理はありません。
入り口でワイングラスをもらいます。邪魔にならないように、首にぶら下げることができる袋つき。
写真(これも、ガイアリーネです。)では、わかりにくいかもしれませんが、みなさんドレスアップして来られています。
グラードのお客さんたちは、さらにドレスアップしていました。
お店の人にそのことを話したら、以前グラードで同じイベントを開催したときに、海辺ということで水着のまま、海からやってきた来た人が多く、それ以来、チケットに「エレガントな服装でお願いします。」と書いているそうです。
普段のイタリア人ってそんなにおしゃれには思わないのですが、こういう、ちょっとしたパーティーでの服装は上手に感じます。
サンダニエーレの生ハムです。
スライサーもエレンガトです。
生ハムは塩味がきついので、生ハムだけを食べるというのそんなに好きではないのですが、この生ハムは別。塩も上品だし、何より旨い!!!口に入れると、とろけるような感じです。やっぱりおいしいものはおいしいのですね。
お料理の一部を紹介。
上はアンティパストコーナーの料理
下はレストランが出している料理
下左:まぐろのカルパッチョ ウディネにあるレストランが出している料理。シェフ自ら、マグロをその場でスライスしていました。
下右:ゼリー寄席 缶詰にいれると、アルミの風味がして、個人的には好みではありませんが、イベントのプレゼンティーションとしてはおもしろいと思いました。
どこのレストランも見た目もきれいに作っていて、おもしろいです。
もっと、ブログで紹介したいのですが……
イベントに遊びに行ったわけではなく……お仕事に行ってきたなので、残念ながら、食べる時間も写真を撮る時間もそれほどなく……ひたすら働いていました。
私の働くお店もこのグループの一員なのです。
私のお店で出したのは、フリウリの郷土料理、プラムのニョッキです。
ニョッキと言っても、普通みなさんが想像するようなものではありません。
生地は普通のニョッキと同じジャガイモですが、大福餅くらいの大きさがあり、中にプラムが入っています。ゆでて、バターと砂糖、シナモンをかけて食べます。
デザートして、食べてもいいのですが、普通はプリモピアットして食べます。
今回、これを400個程、用意していきました。
私が茹でて、シェフがバターであえて、砂糖、シナモンをかけて、お客さんに説明して渡します。
茹でるだけなので、難しくありませんが、大きなニョッキなので茹で時間が長いのと、お店と違い火力が弱くて、途中お客さんに追いつかなくて、あせりましたが、無事完売でした。
フライパンに入っているのがニョッキです。後姿の女性がシェフです。
前回、ガイアリネーネの時に、私がほかのお店の料理をほとんど食べれなかったので、一緒に来たシェフのいとこが今回は私が途中で交代してあげるなどど、優しいことを言ってくれていたのですが、彼女が戻ってきたときには、すでに最後のニョッキを鍋に入れた後……
期待はしてなかったけど……やっぱりでした。
それから、駆け足でほかのブースを回ったのですが、料理どころか、ドルチェも残っていなかった。
しかも今回料理を食べようと思って、生ハム、チーズをあまり食べなかったのです。こんなことなら、サンダニエーレをもっと食べておけばよかった!!!
(アンティパストコーナーは早めに準備するので、忙しくなるまえに食べに行けるのです。)
唯一、残っていたのが、トリエステ近くのレストランが出していたイカ墨のタリオリーニ。美味しかったし、お腹もすいていたので、お変わりをお願いしたら、残っていたのを全部もってくれました。
翌日、オーナーに今回は食べれた?と聞かれたので、イカ墨のタリオリーニしか食べれなかったと話したら、
「今回あれが一番美味しかったと思うよ。」って、本当かな???
ま……お仕事ですから、仕方がありませんけどね。
ともかく、なかなか素敵なイベントでした。
どのお店もオーナーやシェフが来ていたところを見ると、レストランとしても力を入れているイベントのようです。
入場料が50ユーロほどしますが、フリウリのトップクラスの料理が食べ放題、ワイン飲み放題なので、価値のある楽しいイベントだと思います。
野外イベントで、入場料50ユーロっていうのは結構な金額だなぁ~って思ったのですが、写真を見る限り、かなり凝った盛り付けっていうか単に紙皿で郷土の食べ物を出すサグラと違って、お店のプレゼンテーションなんだな。と言うことが解ります。
こういうイベントにあわせて旅行できたらいいなぁ~って思いますけれど・・・
あと首からワイングラスをぶら下げられるようにっていうアイデアいいですね。
行って見たいですぅ~
Posted by: がっちゃん | 31 Luglio, 2009 04:02 AM
出展しているお店はミシュラン一つ星のお店をはじめフリウリの一流レストランばかりです。お料理もレストランで出しているものと同じようなものを出しています。それでも、50ユーロというお値段は安くはないと私も思うのですが、イベントは大盛況でグラードには約800人の方が来られました。しかも、チケットが完売してからも問い合わせはかなりあったそうです。リッチな方が多いのでしょうかね?
首からワインをぶら下げるのはワイン関係のイベントでよくやるんですよ。おもしろいですよね。
Posted by: tomocone | 31 Luglio, 2009 02:41 PM