Lunedì, 8 Settembre, 2014
不思議な花をめぐる旅
散歩の途中、見かけた南国の雰囲気漂う白い花。花びらの上に白と青の糸のようなものが円状についていて、その姿はどこかインディアンがつけているかざりのよう。
正直、かわいいというより奇妙な不思議な花って印象かな。一度みたら忘れられないその姿。
なんて名前なのかな?
気になったので、その花を探す旅に出かけてきました。
って、行き先はインターネットですが……(^^♪
その花の名は「時計草」。中南米原産で、種の数は500以上、世界中で観賞用植物として広く栽培されているそうです。
日本には江戸時代初期に渡来し、3つに分裂した雌しべが時計の針のように見えたことから「時計草」と名づけられたようです。
なるほど……だったら、時計ってイメージしやすように、真正面からの写真とっておけばよかった。(>_<)
残念ながら、正面じゃなく、横からの写真しかありません。 そもそも2枚しか写真撮っていなくて、もっと撮っておけばよかったなとちょっと後悔。
一番上の濃い紫色で3つに分裂しているのが雌しべ、その下の5本あるのが緑が雄しべ。
みれば見るほど、不思議な造形。
最初の写真にたくさん写っている黄緑色の鈴のような形のものがつぼみ。この中に複雑な造形の花のパーツが入っているのかと思うと何とも不思議。
英語名はPassion Flower 。情熱の花?いかにも南国の花って感じと思ったら、大きな勘違いでした。(:_;)
英語のPassionには「情熱」以外に「受難」という意味があり、Passion Flower は「キリスト受難の花」という意味です。
16世紀に中南米に派遣されたイエズス会の宣教師たちがこの花をみて、アッシジの聖フランチェスコが夢に見たと伝えられる「十字架上の花」であると信じ、ラテン語で「受難の花」と呼び、布教活動に利用したのだそうです。
花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍等を象徴しているとし、この花を「キリスト受難」を象徴する花と見立てたとか。
ちなみに、花言葉は「聖なる愛」「宗教的情熱」。
トロピカルな雰囲気から楽園という言葉が似合いそうな花だと思っていたのですが……受難というずいぶん雰囲気のちがう言葉がでてきて、ちょっとびっくりしました。私のイメージとちがって、宗教的に深い意味をもつ花のようです。同じ花を見てもイメージするものってずいぶん違うだな……
この写真の時計草は観賞用のものですが、時々オレンジ色の実をつけるようです。時計草の種類はものすごくたくさんあって、果実栽培用のものもあります。その代表的なものがクダモノトケイソウと言われるもので、その実はパッションフルーツ。ずいぶん長い間食べてないけど、大好きなフルーツの一つです。
偶然見かけた時計草をみて、不思議だなと思ったことから少しだけ調べただけなのですが、思わずいろんなことがでてきて、ちょっとびっくり。でも、知らなかったことを知るのことはとても楽しくて、それはまるで旅にでかけたときのよう。
それにしても、時計草って何度みても不思議な造形。自然がうみだす造形というのはなんともすごい。
Passionって「受難」という意味があるんですね!
しかも花が布教に使われていたとは!
勉強になりました^^
昔実家にも時計草がありました。
全然違う形でしたけど。
本当に自然が生み出す造形ってすごいですよね。
サグラダ・ファミリアの作者、ガウディが自然の中に最高の形を求め続けたのにも納得がいきます。
Posted by: 砂利 | 11 Settembre, 2014 03:49 PM
砂利さん♪
こんにちわ(^^♪
砂利さんのお家、時計草があったんですね。素敵ですね。
私なんて、時計草そのものを知らなくて、はじめて見たときはなんか変わった花だなっておもっていました(:_;)
そういえばガウディは自然の中に最高の形を求めていたんでしたね。サグラダファミリアの一角でそのことを紹介する展示がありました。(ガウディの建造物のここの部分は自然の中にあるこの形を模しているというようなことを写真、図、文章等で展示してありました。)それを見て、ガウディってすごいなって思ったのを思い出しました。
Posted by: tomocone | 12 Settembre, 2014 12:14 PM