Venerdì, 11 Giugno, 2010
Ai cacciatori
ずっと行きたかったトラットリア"Ai cacciatori(アイ・カッチャトーリ)"に行ってきました。
Maniago(マニアーゴ)という刃物で有名な町の近くの村にあるトラットリア。この村までの交通手段がよくわからなくて、なかなか行けなかったのですが、ちゃんと調べてみれば、Udine(ウディネ)からバスがありました。
田舎の小さいお店って、今日は予約がないから臨時休業なんていうのが時々あります。(私の働くお店がそんな感じ。)レストラン以外何もない、そんなところに行って、お店が臨時休業なんて時には、とても困ってしまうので、バスに乗る前にお店に電話しました。
今日の1時ごろに予約したいと伝えると、1時じゃ遅すぎるからと……
お昼の予約に1時じゃ遅いって?普通じゃないの?と不思議に思い、それじゃあ何時だったら予約できるんですかと聞くと、
今日は何かの(よくわからなかった)講習に行かなければならなくて、1時半には店を閉めるから、12時に来てほしいと。
なんとも中途半端な……やる気があるのか、ないのか?
仕方がないので、12時に予約しました。ちょっと心配だけど。
Udine(ウディネ)からバスで2時間弱。 はっきり言って、遠いです。
途中、特に何にもなく、村役場前の広場にバスが着きました。
特に何もなさそうな村。
広場の前でキョロキョロしていると、どこに行くの?と、年配の夫婦が声をかけてきました。
Ai cacciatori(アイ・カッチャトーリ)に行きたいんです、と言うと、車のドアを開けて、乗りなさいと……まるでタクシーのよう。でも、ご主人が今日は定休日じゃないの?って
今朝予約したんですけど、と言いながらも、何だか不安……
とにかく行ってみようと、お店の前まで連れて行ってくれました。
店の前に到着。ご主人が、お店開いてるね、と……一安心。親切なご夫婦にお別れをして、お店へ。 中に入ると、人がいっぱい。
電話のやりとりから想像して、本日のお客は私ひとり?って思っていたので、ほっとしたのも……つかの間……いっぱいいたみなさんはレストランと併設しているバールのお客さんでした。
レストランコーナーは奥にありました。
そして、やっぱりお客さんは私ひとりでした。
もしかして、今日はあんまり営業したくなかったのに、電話が掛かってきたから、しぶしぶ予約を受けたみたいな感じだったりして?別に客の立場の私が考える必要ないのだけど、何だかあんまり落ちつかない。
それはともかく、とてもかわいい店内です。壁にはお皿がいっぱい飾ってあります。
お店の人はとてもいい感じで、ちょっと安心。
メニューはなく(あるのかもしれません。)、お店の人が口頭で説明。
どちらかというと、説明と言うか、提案?かな
アンティパストはこれとこれでいい?
プリモ、これとこれにしようか?とか、そんな感じ。
普通の日はもっとメニューがあるのかも。
この日は1時半に閉めたいって言ってたから、厨房からこれを薦めてきなさいとか言われてるのかな?とか、また余計なことを考えてしまう……
それでも、もしかして、時間がないから何か1品だけにしてなんて言われりしてと心配していたくらいなので、色々作ってくれるんだなと思い、お任せにしました。
アンティパストの前に、猪のパテ が来ました。ほんのり甘くておいしいです。
ハーブの入ったスフレ、フラン(チーズ)のソース
実は、同じような料理を私の働くお店でも出しているので、別のものと変えてもらおうかと思ったのですが、言い出せずにそのまま注文しました。でも、おいしかったし、いいかなと。春らしくて、とても好きな料理です。
Pitina(がちょうのサラミ)、ヤギのリコッタチーズ、ポレンタ
リコッタのさっぱり感、ポレンタのほんわり感とサラミの濃厚な感じがうまく調和していて、すごくおいしかった。
途中、お店の人から名前を聞かれました。それ以降、料理を持ってくるときや、お皿を提げるときに名前を呼ばれるようなりました。
「tomocone ブルスカンドリ(ホップ)のトルッティリーニ だよ。」
「tomocone おしかった?」とか……変な感じもしましたが、まあ、アットホームな感じですね。
ブルスカンドリ(ホップ)のトルッティリーニ
ソースのバターがすごくおいしくて、トルティリーニが終わった後も、パンにつけて、全部たべちゃいました。
羊のラグーのBlecs(ブレック)
Blecs(ブレック)は四角い形のパスタ、普通はMaltagliati(マルタリアーティ)と言いますが、フリウリではBlecs(ブレック)と呼びます。
野菜もいっぱい入っていて、さっぱりおいしかった。
セコンドはヤギ。
やわらかくておいしかった♪ シンプルだけど、なかなかいい感じ。
デザートはセミフレッドのザバイオーネソース
ちょうど、1時半ごろに食べ終わりました。
シンプルだけど、どの料理もおいしくて、満足。
予約の電話でちょっぴり不安を感じたものの、お店の人もいい感じだったし、料理もおいしいく、心配だった時間も慌しくもなく、ゆっくりすごせました。
また、機会があればいってみたいお店です。
ご無沙汰してます。
僕もこの地にいた時は、このお店に3回ほど伺ったことがあります。
温かい夫婦で、行くと必ずよくしてくれました。懐かしいです。
僕も来年の2月頃には、またフリウリに行きたいと思っています。
Posted by: Coba | 13 Giugno, 2010 09:11 AM
うわぁ♪おいしそう(≧ω≦。)
とってもかわいい店内ですね☆
こんなお店に行ってみたいなぁ♪
Posted by: farfallina | 13 Giugno, 2010 11:24 AM
Cobaさん♪
お元気ですか?
Ai cacciatori、ずっと気になっていたのですが、やっといけました。お料理もおいしかったし、お店の人の感じもよく大満足でした。私の働くお店にもちょっと雰囲気が似いて、親近感もわきました。来年、フリウリに来られるんですね。楽しみですね。
Posted by: tomocone | 14 Giugno, 2010 01:03 AM
farfallinaさん♪
ものすごい田舎にありますが、小さくてかわいいお店ですよ。ロンドンはどうですか?素敵なレストランいっぱいありそうですね。
Posted by: tomocone | 14 Giugno, 2010 01:07 AM
わあ、美味しそうなお店ですね。まだ残念ながらフリウリに足を踏み入れたことがないのですが(目指せ全州制覇まであと2州!なんです)いつかそちらに行く機会のために要チェックさせていただきました!お店の方のことを考えてしまのは同業人の性か日本人の性か。笑 でもそんな心配をよそにお店の方達も親切でよかったですね♪♪
Posted by: infoitalia | 14 Giugno, 2010 04:29 PM
infoitaliaさん♪
フリウリは未踏の地なんですね。ぜひぜひ遊びに来てください。小さな州ですが、海あり山ありで、レジャーにも最適、お料理もおいしいですよ。おいしい白ワインもあります。
このお店もおすすめですし、他にもおすすめのお店いっぱいありますよ。
フリウリ親善大使みたいになってしまいました。すいません。
お店のことなんて、考えなくていいんですけど、妙に気になってしまいます……同業だからですかね。
Posted by: tomocone | 16 Giugno, 2010 06:41 PM