oasisでのステージ (かたつむりの国だより＊イタリア料理留学記)

Domenica, 9 Settembre, 2007

oasisでのステージ

今年の夏休みはなんと6週間もありました。
（イタリアにいることそのものが休みじゃないか～と突っ込まれそうですが……）
前半は北イタリアの旅行、後半はカンパニア州のレストランでステージしていました。
北イタリア旅行のこともブログに書きたいのですが、とりあえずカンパニア州のレストランでのステージのことからお伝えします。

カンパニア州、Varessaccarda（バレッサカルダ）にあるOasis Sapori Antichi(オアシスサポーリアンティーキ）というレストランで10日ほどステージしてました。
Ital.cookで同期のJunちゃんが長期でステージしているレストランです。

レストランは姉妹兄弟５人で経営しています。
姉妹２人が厨房、兄弟３人がホールを担当、そして彼らの両親、子供達も手伝っています。
（あまりにも多くて、なかなか覚えられなくて大変でした。）

料理はこの地方の伝統的なマンマの料理。
とはいっても、ミシュラン１つ星のレストンです。
味はもちろん、きれいなお皿に仕上がってお客さんのところには運ばれていきます。

南イタリアの料理は本当に北イタリアの料理とは違います。
わかりやすいところでは、トマト、にんにく、唐辛子。
今いるピエモンテではそれほど使わないのですが、ここではふんだんに使います。

まかないもいつもシェフがアンティパスト、プリモ、セコンドときっちり作ってくれます。
これがまた美味しいのです。
厨房、ホールで働く人だけでなく、家族もやってきて毎日大人数での食事です。
（ここは毎日盆か正月？って感じですよ、本当に）
レストランで働いていても家庭の料理を頂く機会はないので、とてもいい経験になりました。

ある日のまかない。プチトマト、ルッコラ、ペコリーノ、オリーブオイルであえただけのパスタ。シンプルだけど、おいしい!!!

オアシスで最も印象深かったのはシェフの働きぶりです。
姉妹が交代でシェフをしていますが、彼女達はいつも厨房で一番よく働いていました。
仕込み、サービスはもちろん、まかないも作り、掃除も率先してやっている姿に感銘を受けました。

と、こんな感じで過ごした10日間だったのですが、
わずかの滞在にもかかわらずお店の人は本当にみんな親切にしてくれ、料理のことも色々教えてくれました。
ここでも本当に感謝、感謝です。

お店のお料理のことは次回ブログで紹介しますね。