Martedì, 11 Maggio, 2010
Un viaggio in veneto
もう、1ヶ月以上前になりますが、両親が来たときに、私もお店からお休みをもらい、一緒に北イタリアを少し旅行しました。
両親にとっては初めてのイタリア、どうせなら、フィレンツェあたりまでがんばって行って見ようかとも思ったのですが、ツアー旅行では行きにくい小さい街に行きたいという二人の希望もあって、私の住むところから行きやすいヴェネト州の街をいくつか訪ねました。
TREVISO
最初に向かったのは、トレヴィーゾ。以前、このブログでも紹介したことがありますが、ティラミス発祥の地として言われている街です。
なんとなく、街をぶらぶら。街の中心に川が流れる、美しい街です。
街を散策後、Osteria Dai Nanetiというお店へ。一番最初の写真のお店です。ここのお店は前回この街に来たとき、偶然前を通って見つけました。お店の名前は覚えていなかったのですが、場所はなんとなく覚えていたので、お店にたどりつきました。
お店の名前にosteriaとありますが、食事をするところではありません。コーヒー類はなさそうなので、バールでもないし、エノテカでいいのかな?私的には、エノテカというと、もうちょっと洗練されたイメージがするのですが、この店はよい意味でもっと素朴な感じがします。とにかく、ワインを飲んで、チーズ、ハームを食べるお店です。
小さいお店で店内は倉庫のよう。席やテーブルはあるのか、ないのかよくわかりません。カウンターにはいろんな種類のハム、サラミ類、チーズがあり、そのままお皿に持ってくれますし、パニーノ、ブルスケッタにしてくれます。それから、もちろん、ワイン、地元の安くて、おいしいワインが飲めます。
お昼なのですが、中はすいごい人で、カウンターまで人ごみを掻き分けていって、やっと注文しました。プロシュットとサラミのブルスケッタと白ワイン3人分で、7ユーロくらい。安くて、おいしいです。
このお店、朝は8時くらいから営業しています。日本で、朝からお酒のんでいたら?どうかと思いますが、この辺り(フリウリ、ヴェネト)では、朝からワイン飲んでいる人はよく見かけます。もちろん、そんなにたくさん飲んでいるわけじゃないと思いますが。
そして、このお店、朝も早いけど、夜も早くて、夜8時には閉まります。立ち飲みのお店ですし、長時間だらだら飲まずに、サックとのんでサックと帰るという感じなのでしょうか?お酒の飲む場所のわりには、明るい健康的な感じのお店です。
BASSANO DEL GRAPPA
トレヴィーゾから列車に揺られて、1時間ほど、バッサーノ・デル・グラッパに着きました。
小さな街ですが、街の名前にもある蒸留酒グラッパ、ちょうど今が旬のホワイトアスパラガス、グラッパ焼き、ブレンダ川にかかる印象深い屋根つきの橋”PONTE VECCHIO(COPERTO)”等、結構、有名なものがいろいろある街です。
過去にもホワイトアスパラガスやグラッパ目当てに、何度か訪れたことがあるのですが、何度来ても、この街の雰囲気はとても好きです。
川辺を歩いたり、のんびり街を散策。
母が陶器が好きなので、バッサーノ焼きのお店や陶器博物館に行きました。昔のきれいな陶器が色々見れて、この博物館はなかなか楽しかったです。
それから、橋のたもとのGRAPPERIA NARDINI(ナルディーニというグラッパの会社がやっているグラッパ酒場)に行って、グラッパを飲んでと言いたいところですが、グラッパはかなり強いので、カンパリみたいなお酒を飲んで雰囲気を楽しみました。周りのイタリア人もほとんどグラッパでなく、このお酒のんでました。
ASOLO
翌日は朝、バッサーノ・デル・グラッパからアーゾロへ。数多くの文化人に愛された、とても美しい街です。
ただ美しいだけでなく、どこか気品あふれる感じがする街です。
この日は日曜日でお店もほとんど閉まっていて、静かでした。
19世紀のイギリスの詩人ロバート・ブラウニングRobert Browningもアーゾロを愛した文化人のひとり。母の高校の時の教科書に、ロバート・ブラウニングのPippa's Songという詩の上田敏の訳(春の朝(あした))が教科書に載っていたそうです。母はこの詩を今でも一字一句覚えていて、ガイドブックのアーゾロのページでこの詩を見て、この街に行きたいと思ったそうです。
時は春 日は朝(あした) 朝(あした)は七時 片岡に露みちて 揚雲雀なのりいで 蝸牛枝に這い 神、空にしろしめす 全て世は事も無し 上田敏:春の朝(あした) | The year's at the spring, And day's at the morn; Morning's at seven; The hill-side's dew-pearled; The lark's on the wing; The snail's on the thorn; God's in his Heaven - All's right with the world! Robert Browning:Pippa's Song |
私はロバート・ブラウニングのこと、上田敏のことも、知らなかったのですが、素敵な詩で、ちょっと興味がわきました。「赤毛のアン」の最後にも引用されているそうです。
母もブログでアーゾロのことを書いています。興味がある方はどうぞ。http://atreil.blog72.fc2.com/blog-entry-479.html
街の広場では、料理学校の生徒さんたちが作った料理を振舞うイベントが行われていました。パルミジャーノ、野菜の入ったフリッタータ(卵焼き)、ラディッキオのリゾット、ワイン、お水まで、用意されていて、全部無料。どれも、おいしかったです。
こんにちは! 春のご両親との旅行ですね。
ロバート・ブラウニングはアーゾロがらみで名前は知っていましたが、彼の詩には初めてお目にかかりました。
これは素敵、というよりも、上田敏の訳が素晴らしいですねぇ!
それに何ですか、tomoconeさん、お母様の年はお聞きしましたが、ブログをされているのは聞きませんでしたよぉ!!
ちらっと覗かせて頂きましたが、素敵ではないですか。
お友達にして貰いに行って来ま~す。
Posted by: shinkai | 12 Maggio, 2010 07:15 AM
shinkai さん♪
実は、私も元の詩より、上田敏の訳がとてもきれいだなと思いました。
母のブログの話してなかったんですね。すいませんです。(^_^;)
母が今回の旅行のために北イタリアの街のことをネット調べてると、shinkaiさんのブログに何度か辿り着いたみたいですよ。母のブログもよろしくお願いします。
Posted by: tomocone | 12 Maggio, 2010 10:42 PM
こんにちわ♪
写真がめっちゃ素敵ですね~~~♪
加工も良い感じ~~~
めっちゃ親孝行が出来ましたね☆
Posted by: しらす | 13 Maggio, 2010 02:21 AM
しらすさん♪
実は、あんまり良い写真がなくて
(それは私の腕問題なんですが……)、色が悪いものは思い切って白黒にしたり、いくつかの写真をまとめたりしちゃいました。
そんな写真なんですけど、ほめていただくと嬉しいです!!!
両親はイタリア旅行すごい楽しかったみたいでよかったです。
Posted by: tomocone | 13 Maggio, 2010 11:51 PM
お久しぶりです。
セピア加工された写真が、すごく雰囲気が出てていいですねぇ~
ちなみに、セピアはあのセッピアから来ているそうですよ。
言われて見たら、白黒写真と言うよりも、イカスミ色?
まだアーゾロには行ったことがなくて・・・
こういう写真を見ると、今すぐ行きたくなります。
Posted by: がっちゃん | 15 Maggio, 2010 08:29 AM
がっちゃんさん♪
こんにちわ。セピアって、イカスミ色ってことだったんですね。知りませんでした。セピア色のイメージが変わってしまいそう。言葉って不思議ですね。
アーゾロはとても素敵な街です。公共交通はあるにはあるんですけど、あんまり便利じゃないのですが、行く価値のある街だと思いますので、機会があれば行ってみてください。
Posted by: tomocone | 16 Maggio, 2010 05:45 PM
Osteria Dai Naneti
素敵なお店 ゆったりと時が流れていきそうな感じですね
Posted by: ryuji_s1 | 18 Maggio, 2010 07:36 AM
ryuji_s1 さん♪
本当に素敵なお店ですよ。食べるお店ではありませんが、お勧めです。
Posted by: tomocone | 18 Maggio, 2010 08:15 PM